未来はこの手の中に

君がステージに立ってくれる限り

顕嵐ちゃんの空

 

仲間のデビューの日の夜は悔しくて眠れなかった。

 

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常にマイペースに見える顕嵐ちゃんが雑誌で語った言葉。

 

 

 

顕嵐ちゃんが渡り歩いた景色は他の人より何倍も目まぐるしかったかもしれない。

 

 

ジャニーズジュニア退所を発表したあの日、私は不思議と静かに受け入れた。

 

あぁ違う景色を探しに行くんだなぁ、って。むしろ不安が消えていく感じだった。

ジャニ界隈でもあれから色々あって、なかなか折り合いを付けられていなかったけど、時間に余裕のある今、少し振り返ってみたいなと。

 

 

 

 

君を知ったのはキラキラしたステージだった。その当時どのグループよりも最強だと信じてた5人組で$10を歌ってた。

 

岩橋くんの隣にいた君は端正な顔立ちで、でもクシャッと笑うとあどけなくって。

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最初はクールな子なのかと思ってたら、喋ると時が止まると言われる天然さんだった。可愛くて愛しくてたまらなかった。

 

担当と呼ぶにはおこがましいほどキラキラで、唯一ワタシの中での「キラキラ王子様」枠になった。だから、必ず君の現場にいけたわけじゃないし、知らないことも多かった。

でもそれも楽しかった。全てを知りたい自担とはまた別の形で応援できて、胸が高鳴る存在だった。

 

 

 

5人の事が大好きだった。今でも5人は最強だと思ってる。ただタイミングが合わなかっただけ。運命の歯車は残酷だと何度も、何度も。

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5人については昔別記事で死ぬほど語ったのでここでは割愛。

 

♢ただセクボが好きだという話

http://churatoma.hatenablog.com/entry/2017/07/26/%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%83%9C%E3%81%8C%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%A0%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A9%B1

後にPrinceのインタビューで明かされるが、その後あらちかがトラジャとして活動する流れで5人は自然解体。この頃のことはもう正直あまり覚えてない。ただ辛かった、寂しかった。

 

君には必要とされる場所がいくつもあった。

原点はTravis Japan。MAGIC。そしてLove-tune改め7order。

その間に主演ドラマ、主演舞台に恵まれた。

 

雑誌なども今のKing & Princeメンバーと括られることが多く、君にデビューへの道が用意されてることは明らかだった。

 

君には壮大な空が広がっていた。

でもあと少し、もうちょっとのもどかしい瞬間で君は幾度となく別の空を夢見たのかもしれない。あともう少しで届かないものがあったのかもしれない。

 

 

私がTravis Japanの君を最後に見たのは、君がTravis Japanとして立つ最後のサマステだった。

それまで数多くTravis Japanとしてのステージを見たわけではなかった。MAGICの君から好きになったから、Travis Japanがなければ今でももしかしたら…と思う気持ちが当時正直あった。

 

でもここで君は多感な時期を過ごし、悔しい思いを分かち合ったのだと思うと感謝とやり切れなさでいっぱいだった。この時の思いも別記事に綴ったので詳しくは書かないけど、誰もが腹をくくるステージだった。

 

♢去年の夏の顕嵐ちゃんを想う

http://churatoma.hatenablog.com/entry/2017/07/21/%E5%8E%BB%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%A4%8F%E3%81%AE%E9%A1%95%E5%B5%90%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%82%92%E6%83%B3%E3%81%86

 

どこか申し訳なさそうに端っこにいる君に、「9人でTravis Japanですから!」と言い続けた宮近くん。あらちかの意地を見た。あー宮近くんがこんなにも守ろうとするTravis Japanだもん。MAGICは私が13月を夢見ればいい。思い出はいつまでも汚されない。そう断ち切れた夏だった。

 

そして君は新たな仲間を見つけた。

 

4人で活動してたLovetune。そこに君も含めた3人が加入する形となった。初めて君が加わった少年倶楽部。君が現れた瞬間の会場のどよめきようは凄まじいものだった。それまで正直、なんとも思ってなかったグループだった。そのうち自然解体だろう、新しく組まれるまでの繋ぎだろうなっておもってた。(超失礼)

でも君が加わった瞬間、ピースがカチッとハマった。君は自分自身だけでなく、周りまで彩る力を持ってる。君がいることで、グループとしての輝きが何倍にも増すんだ。これは君の生まれ持った力。

 

私が見た中で君が1番君らしくいた場所だと思う。7つの音色は荒々しく無骨で男臭くて、でもワクワクする。未来を感じさせてくれる7人だった。

それぞれがギリギリの場所からだったり、仲間を裏切る形になったり、けして最初から最後まで恵まれてる環境とは言えなかったけど、君たちが奏でる音色はたくさんの人の心を揺さぶった。

 

ここで生きてく覚悟をしたんだなぁ、とすんなり受け入れられた。君がこれまで見てきた空、ほんとにほんとに大好きだったけど、それでも君はここが好きなんだなと思うと、もう、ね。

 

私は一度もLovetuneの単独には行けなかった。これも1つの縁ってやつなのかな。Lovetuneとしての君を見れたのは5月と2月のJr.祭りだけ。たくさんのジュニアが集まる中で、自分達の音楽を楽しんで奏でる君達がカッコよかった。

 

 

どこにいたって、君は君で。昔と同じように君の周りには自然と人が絶えなかった。かつての仲間も君が近寄ると本当に嬉しそうで。

天性のスターってこういう人を言うんだろなって本気で感じた。

 

それから事務所内で色々あり、7人が少年倶楽部に出る回数が極端に減った。ジュニアが集結する舞台に出るか出ないかヒヤヒヤするくらいにまでなった。ここまでのスピードは私の中では一瞬だった。

夏にキラキラと輝いていた7人が寒くなると共に去っていった感覚だった。

 

経験も重ね、人気もあったグループがじわじわと追いやられていくのを感じて悔しかった。これもタイミングなんだろうな、って。この世はタイミングで運命が変わることだらけだ。7人はここで戦うのはフェアじゃないとさえ思った。

 

単独には一度も行けなかったけど、それでもLovetuneは純粋に「好き!」って思える場所だった。振り返るとLovetuneとしての時間は一瞬で。愛を奏でたグループはみんな揃って事務所を退所した。

 

 

それからはできるペースで君を応援してる。友人に誘ってもらえてイベントはポツポツと行ってる。でも知らないことは随分と増えた。それでも君のことは大好き。知らないことも含めて応援したい。

 

 

どこにいたって君は君で。でも、ふとここにLovetuneがいたら、、、って思う場面は沢山ある。それでも、あの時の7人が前に進むための最善の選択だったと思う。

 

 

君の空はまだまだ無限大で。これからもその空を覗かせてほしい。キラキラの君を見て、私も頑張るよ。