未来はこの手の中に

君がステージに立ってくれる限り

行き着く先ってどこなんでしょうか

 

ジュニアが辞めた後SNSに登場することが当たり前になった。

 

−今回その事で少しトラブルがあったみたいで。その事自体にとやかく言うつもりは全くないです。庇う気も否定する気もないです。

ただ、少し複雑な気持ちで。それを今日は吐き出したいなと。

 

名前は出さないようにします。

 

彼がいきなり現れたのは今年初め。

本当に驚きました。

 

彼がやめてから2年が経とうとしている中で、だいぶ多くの人が今の関西ジュニアを受け入れられるようになっていたと思う(実際私もそうだった)

そんな中にいきなり私達の前に戻ってきた彼。

 

私は最初彼がInstagramに現れた時、素直にうれしかったんですよ。そしてこれからの夢を実現可能な1歩手前まで来ていることを報告してくれた事、本当に純粋に嬉しかった。夢に近づいてから私達の前に現れる彼の律儀な所が変わってなくて…。

この2年、彼もたくさんの事をしてきたんだなぁ。君の仲間もこの2年たくさん頑張ってたよ、って。本当に胸がいっぱいでした。

 

ももしかしたらここで歯車が少しずつずれ始めてたのかもしれません。

それからも彼はライブ中継とかYouTube動画なども上げ始めました。うん、分かるのだけど。きっとファンの人は嬉しいんだろうなって思うんです。もちろん彼は一般人なので何をしようが自由なんですよ。でも少しずつ私は説明できない違和感を感じてました。

 

でも彼の動画を見た時に良い意味で"普通"になってました。夢を目指す普通の学生なんだって。痛感しました。分かってはいるのだけどもうアイドルじゃない。夢を"見せる"側じゃない、"叶える"側になったんだと。

現役の彼を知る私はホッとしたのと同時に少し寂しくもありました。でもそれは全然良かったんです。

 

夢を目指した事を一度も後悔した事はありませんって言い切ってくれる彼は私の知ってるカッコいい彼だった。夢に近づいてる彼を見れることが嬉しかった。

 

 

私が確実に違和感を感じたのは彼の就職先が発表された時でした。

夢が叶ったことを報告してくれるのは嬉しい。けど、店舗名とか言っても大丈夫なのかな、、、と思いました。

そりゃあ中には彼をひと目でもいいから見たいと思う子もいるだろうし、カットしてほしいと熱望する子もいると思うんですよ。それはきっと彼も店側も想像出来ているはず。

 

これは少し考え方としては意地悪になってしまうと思うんですが、店側としては彼に広告塔としての役割も期待してる部分は少なからずあると思うんですよね…。

もちろん彼が努力してたであろう事は分かります。「才能がないなら努力したらいい」そう廉くんに掛けてくれた言葉が今も胸に残っています。それでも彼がジュニアとして人気を誇っていた事は事実で。だからこそたくさんの人に惜しまれたし、たくさんの人に送り出された。

 

きっと本人も本当は気づいているのではないかと私は勝手に思ってるんです。

 

私の中で彼の「ジャニーズ」としてのしがみつきを感じてしまった事に違和感を感じているのだと気づきました。

 

複雑なんです。

 

ジャニーズにしがみつく事が悪いことだなんて思っていません。

むしろジャニーズとして誇れると思っているからこそ、辞めてからも尚大事に思うんですよね。私はジャニーズ時代の彼を応援していたわけですから、その時代を誇りに思ってほしいです。

 

だけどジャニーズの肩書きを捨てて、真っ向勝負で美容師として頑張ろうとしてる彼を人づてに知って嬉しかったのも事実なんです。

 

自分から発信するのではなくて作品が評価されてみんなが知って。そんな姿がかっこよくて堪らなかったんです。どこかで一生伝説の彼でいて欲しかったなぁなんて思う時もあります。

 

ファンのただのエゴでもあるんですよね。

 

彼がいなくなったって分かった時はどんな形でもいいから私達の前に現れてほしいと願いました。

でもいざこうやってあけっぴろげに出て来られると身構えてしまうというか。本当にそれでいいのかと。

 

じゃあどうすればいいんだという話ですよね(笑)

 

ジャニーズの肩書きを捨てるというのは実際問題難しい事だと思います。青春時代をジャニーズで過ごしているわけで。彼らの青春の全てがジャニーズなんですよ。がむしゃらに夢を追いかけていた時間を忘れろ、捨てろという方が酷だと思います。

 

きっと人によって賛否両論ですよね。彼の担当の人は本当に複雑な気持ちだと思います。

 

今回の事で尚更、ジャニーズがSNSというフィルターを通す事を拒む意味を痛感しました。アイドルというのはどこか偶像のものであり、近くなればなるほど色褪せてしまうように思います。遠くて手の届かない距離だからいいのだろうなと。

 

でも忘れてはいけないのは彼は今"アイドルではなく一般人"であるという事。過去は過去、今は今。それだけは忘れないようにいようと思います。