未来はこの手の中に

君がステージに立ってくれる限り

愛が溢れた201∞年

 

関ジャニ∞6人として初のツアー、GR8EST名古屋公演に行ってきました。

 

今回のツアーは正直めっっっちゃくちゃ怖かった。想像できない未来だった。本当は目を背けたい現実だった。

 

でも、ここには愛が溢れてた。

 

会場中の誰もが、会場にいない一人を想い続けてた。そんなツアーは初めてだった。"愛"と一言で言えども、背中に手を振り笑顔な人がいれば、悲しむ人がいる。愛といってもたくさんの形があるけれど、変わらないことは全員がすばるくんを大好きだってこと。

 

だから関ジャニ∞は、あえてすばるくんの存在を感じさせた。「泣いたってえぇよ、…でも最後は笑おうや!」そんな風に優しく6人に語られてるような、そんなセトリだった。

 

すばるくんの存在をここまで強く強く、本当に強く感じたライブは、切ないけれど今回が1番だった。

いないはずのすばるくんの歌声が、私の頭の中をよぎった。

いないと分かっているはずのすばるくんを無意識に探してた。

誰かひとり足りない…そうやって無意識に思ってしまうたび、胸がキュっと苦しくなった。何よりメンバーが一番感じてたんじゃないかな。きっちり偶数並びで綺麗に並ぶ関ジャニ∞が当たり前になることは私の中ではないのかもしれないな、。それは6人の関ジャニ∞を否定するわけではないし、認めないわけでもない。ただすばるくんをいなかった事にはどうしてもしたくない。これは私の中の大事なエゴかな。

 

泣きながらズッコケ男道を聴くのは、きっとこれが最初で最後なはず。

 

名古屋公演7/22の挨拶で、亮ちゃんは「すばるくんがここに戻ってくることはもう二度とありません」そうハッキリ言った。不思議とこの言葉がすんなりと私の心に入ってきた。メンバーみんながハッキリと言いにくいことをスパッと言ってくれるところ、本当に感謝してる。この言葉のあとに「…寂しいですけどね、、。でも、受け入れる、受け入れないとかじゃなくて、これが現実なんです。無理しないで、自分のペースで認めていってくれたら」と続けた。自身も状況を知ってる亮ちゃんは1番、胸が苦しかったろうな。

 

たっちょんは「BJで"可能性にすがるのも違う"って歌詞がありますけど、僕は6人の関ジャニ∞って可能性にすがりたい」と言ってくれた。たっちょんのすごいところはいつもお客さん目線なところ。本当にたっちょんの言葉にはこの4ヶ月近く、何度も救われた。

 

ヒナちゃんは「どうですか!関ジャニ∞すごいでしょ!色んな思いがあると思いますけど、今この現実、楽しかったでしょ!!!」って言ってくれた。そう、楽しかった。すばるくんの面影を感じてしまって、涙してしまう瞬間もあったけれど、やっぱり関ジャニ∞のコンサートは楽しい。うん、それが全てだとおもいました。でもヒナちゃんは挨拶の最初に「時間というものは残酷ですね」とポツリと言った。たしかにそうだ。4月15日の私の心なら、6人の関ジャニ∞という景色は目を背けたい景色だったはず。もちろん今も、、、辛い。それでも目を背けてしまうことはなかった。時間というものは残酷だ。でも時間に救われることもある。

 

関ジャニ∞の主旋律が関ジャニ∞を旅立つなんて、あの日まで考えたこともなかった。

すばるくんの歌声が、これからも響くと信じてた。でも、名古屋ドームに響くすばるくんの歌声を聴くことは叶わなかった。

けれど、すばるくんの歌声を1番近くで聴いてきたメンバーが魂を引き継いだといった。みんなの「あ、ここすばるくんのパート、、、」って声ならぬ声を1番感じてるであろうメンバーが。

 

ボーカルを託された関ジャニ∞のエース錦戸亮ちゃんがいつもよりずっと、ずっと、大きく感じたコンサートだったな。すばるくんのパートを歌うのを、誰よりもプレッシャーに感じてたのは、隣で歌ってた亮ちゃんのはず。だからこそ、いつも冷静な亮ちゃんが必死に、ほんっとうに必死に歌ってた。"もうダメだって思ったとき全部消えた気がした時 守るべきものに守られていた日々に気づくでしょう 掌が背に触れた"皮肉なくらい亮ちゃんに重なってかっこよさが何倍にも増してた。すばるくんの痺れるパートを必死に歌ってる亮ちゃんの姿が本当に頼もしくて、泣けてきてね。誰よりもすばるくんの気持ちが分かってしまうであろう亮ちゃんが、寂しい気持ちをどんな想いでしまい込んで、悔しい気持ちとプレッシャーが入り混じった気持ちを眩しい笑顔へと変えたのだろう、と思うとたまらなかった。

 

ぜんぶ、ぜんぶ、

愛だった。

すばるくんが残した愛も、すばるくんを思う愛も、新しい関ジャニ∞を生み出そうとする愛も、その関ジャニ∞を受け入れる愛も。

怪我してもそれを感じさせないくらいの笑顔を見せてくれたヤスくん。みんなの複雑な感情を受け止める準備はできてると言ってくれたヨコ。すばるくんの存在を当たり前のように、ガサツな振りして触れてくれるヒナちゃん。関ジャニ∞の元気印であろうと空回りするくらい弾けてくれたマルちゃん。6人の未来を信じさせてくれるたっちょんの言葉。メインボーカルの魂を受け継ぎ、越えようと必死に歌ってくれた亮ちゃん。ぜんぶぜんぶ愛で溢れてた。

関ジャニ∞って格好いい

本当に心から思った。

 

みんな、すばるくんがいなくても大丈夫!って、、、ほんとのほんとはきっと無理してるけど、無理してでも大丈夫って言い合うメンバーとファン。愛しくて、切なくて、しんどくて、でもいじらしくて、大好きなみんなだった。

 

すばるくん、あなたがこれまで守ってきた大事な場所はこれからも進化し続けるよ。すばるくんが大事にしてきたものは、これからも輝きを増してくよ。すばるくんが旅立ったことを後悔するくらい、これからの関ジャニ∞かっこよくなるよ!!!

 

始まるんじゃない、始めるんだぜ!進むんじゃない、進めるんだぜ!