未来はこの手の中に

君がステージに立ってくれる限り

顕嵐くんは大きな空へ羽ばたいてゆく

 

先日のかんじゅ日誌で大吾くんが魔女の宅急便の見学へ行ったときの事を書いていた。

「顕嵐は大人っぽいけど、顕嵐演じる男の子に大人っぽさはなくて」と書いてあった。

分かるで。

さすが大ちゃん!!!

私も魔女の宅急便が決まったとき、顕嵐ちゃんの持つ大人っぽさ・妖艶さ・ミステリアスさがトンボくんとミスマッチにならないか…どうして顕嵐ちゃんがトンボくんだったんだろう…と心配したのだ。

 

でもそんな心配はご無用だった。舞台に立つ顕嵐ちゃんは間違いなく"可愛い少年のトンボ"を生きていた。大空を飛ぶことを夢見ていて、目を輝かせてて少しでも目を離せば表情はたちまち変化していて、キキを純真に慕う姿に胸が打たれた。顕嵐ちゃんはどちらかと言えば表情は変わりにくいタイプだから、表情の変化が大きいトンボくんを生きる為に工夫したんだろうなと思った。

魔女宅のドキュメントで「自分の中にかわいいの引き出しはなかった」と言い、かわいいの突破口を探していた顕嵐ちゃん。この舞台でかわいいの引き出し、開けてたよ。

今でも目を閉じると場面場面、糸を紡ぐように思い返される。人の記憶は悲しいもので日に日に薄れていってしまうけれど魔女の宅急便はまだ優しく語りかけてくれる。誰にだって魔法はある、と。

 

かんじゅ日誌では大吾くん、正門くん、大橋くん、流星くん、そして顕嵐ちゃんとご飯に行ったとの報告が。ん?世界回ったな?なにそのメンツ!…詳しく。

自担と大好きな子が刺激を受けあって交流を深めてるというのは私は1ミリたりとも関係なくとも嬉しくて感慨深いものですな( ; ᴗ ; )

 

私は顕嵐ちゃんが大好きだけど、自担といったことは一度もなくて。

そりゃあトラジャ魂ではうちわ持ったり?らぶとら問題ではおいおい泣いたり?Love-tuneの現場は欠かさず申し込むし?(当たるかは別にして)雑誌も欠かさず買うし?グッズも毎回当たり前のように買うけど?

それでも顕嵐ちゃんは「大好きな子」っていう距離に置いている。もちろん金銭的な面があったり、我ながらいい加減にしろよというチョロいトキメキを自制する意味もあるが、顕嵐ちゃんとはこの距離感がちょうどいい。これ以上私自身が歩み寄ると眩しくて火傷してしまいそう。顕嵐ちゃんがこれからも大きく羽ばたいてゆくのを陰ながら応援したいんです。

 

正直、顕嵐ちゃんは"アイドルの子"だと思ってたんです。だから、魔女の宅急便・空飛ぶタイヤ・何者と立て続けに役者としての仕事が決まったことは私にとって意外でした。それまでもドラマのお仕事はしてたけれど、やっぱり顕嵐ちゃんが1番活きるのはアイドルをしてる時だなぁと思ってたんです。歌ってるときのキラキラの笑顔や、ひとり一人のファンの笑顔を見ていく目線、何をすれば喜ばれるか分かる咄嗟の判断、人を自然と引き寄せる生まれ持ったモテ力。あぁ、この子はアイドルとしてこの世界に呼び寄せられたんだなぁと思ってました。

 

でも顕嵐ちゃんは自分自身の可能性を大きく羽ばたかせました。みんなの期待を上回ったトンボくん。会場中がトンボくんが空を飛ぼうとする場面で固唾を飲むのが分かりました。顕嵐ちゃんがお仕事に手を抜かない事は重々承知だし負けず嫌いなの知ってるけど、顕嵐担の方でもここまで顕嵐ちゃんが化けるとは思わなかったじゃないでしょうか?顕嵐ちゃんにとって間違いなく財産になったろうな、この舞台。

 

だから今は"役者・阿部顕嵐"としてこれからどこまで羽ばたいてゆくのかすごく楽しみなんです。この羽は誰かが授けたものじゃないよ。顕嵐ちゃん自身が掴み取ったものなんだ。顕嵐ちゃんがまた新たに進もうとする空。どんな雨風が襲おうとも顕嵐ちゃんはきっと怯むことなく羽ばたいてゆくだろうな。そんな顕嵐ちゃんを私はこれからも応援しています。