未来はこの手の中に

君がステージに立ってくれる限り

唯一音楽が大嫌いな日

 

運命の悪戯か、せっかくの日曜日たっぷり寝てやろうと思ってたのに10時55分に目が覚めた。メールの着信を見たらエイトFCからのメール。

11時にお知らせがある、と。心臓がドクドクし始めた時には11時になっていて。アクセスしても繋がらず20分くらいは、暴れる心臓を落ち着かせようと待っていた。

 

ジャニーズ事務所を辞めさせて頂く決断を致しました。」

この文を飲み込むのにどれくらいの時間を要したんだろう。時計を刻む音よりも自分の心臓の音が大きくて、頭がまっしろになった。

 

 

最初に出てきたのは「なんで?」だった。

 

 

分かってた。すばるくんがアイドルとして生きるのは苦しいことが多いと、ううん、苦しいことの方が多いかもしれない、と。それでも、それでも。関ジャニ∞として生きると決めてると、信じてやまなかった。アイドルじゃなくてもいい、関ジャニ∞渋谷すばるは永遠だ、と。

すばるくんの本当にやりたいことに薄々勘付いてたけど、気づかないフリをしてた。気づかないでいれば、すばるくんはずっと関ジャニ∞でいてくれるとおもってたんだ。

 

 

知ってるよ?関ジャニ∞だいすきじゃん、エイターって名付けてくれたじゃん、FCの1番に堂々と渋谷すばるって書いてるじゃん、元気魂で涙を流した大倉担・エイターに「6人でも、7人でも、8人でも関ジャニ∞ですから!」って涙ぐみながら言ってくれたじゃん、eighterーーーーー!って叫んでくれるのはいつもすばるくんじゃん、なんでなんで。

15周年を目前にどうして、って正直怒りもある。すばるくんが音楽をやっていきたい気持ちはヒシヒシ伝わってたけど、それは関ジャニ∞という原点があってこそだとおもってたし、今もそうじゃないかな、ともおもう。

 

15周年、ううん、デビュー前から考えたら20年以上、共に戦ってきた関ジャニ∞。区切りのいい15周年がこんなに胸が苦しい年になるなんて思いもしなかった。エイトとエイターで笑い合って、幸せな涙を流すとおもってた。

丸ちゃんの言葉にもあったけど、こんな日が来ると思ってもいなかった。横山さんの「今日という日が来なければよかったのに」という言葉がすべてを表しているなあ、悲しい、ほんとうに悲しい。

 

悲しい、さみしい、どうして?、なんで?、そんな気持ちが矢継ぎ早に襲ってきてる間に、気づけば関ジャニ∞の会見が流れていた。夢じゃないかな、と本気で思った。今日はエイプリルフールじゃないかな、ってカレンダーをみた。4月1日であってほしかった。でも、15日だった。みんな真剣な表情だった。

あぁ、嘘じゃないんだ、夢であれ、夢であれ。と祈りながら、すばるくんの言葉が頭の中をぼうっと通過していった。すこし涙ぐみながら、ポツリポツリと、真剣に話す すばるくんの姿をみて、責めたいのに責めきれなかった。

 

 

涙を流しながら話す横山さん。誰よりも近くですばるくんの事を見てきた横山さん。悔しさというか、やりきれなさというのかな、そういうものはひとしおだろうなあ。

困ったようにふと笑いながら話す丸ちゃん、あぁ、丸ちゃんってあまりにもどうしたらいいか分からないとき笑ってしまってたなあとこのタイミングで思い出してしまってねえ。

淡々と冷静に語った亮ちゃん。自身も脱退を知ってる亮ちゃんは、1人の男して渋谷すばるを見送ってるようでね。

1番納得いってないように感じた たっちょん。いちばん関ジャニ∞の未来を考えているたっちょんだからこそ余計に悔しかったろうなあ。素直なきもちを出してくれたことに少し救われた。

横山さんが泣いちゃったから涙を必死に溜めて堪えたヒナちゃん。ヨコヒナの意地を見た。わざとらしいくらい、いつもと同じテンションで話すヒナちゃんがいじらしくて泣けてきちゃって。誰よりも寂しくて心配なはずなのにね。

背中打撲しちゃって出られなかったヤスくん。大丈夫かな、体も痛いのに心も痛いよね。人の心が痛いほど感じ取れるヤスくんだから、会見にいたら苦しさにつぶれちゃってた気がする。

 

今はまだ、胸をドンドン叩いて、行かないでって、できる限りの力ですばるくんの腕を引きたい気持ちのほうが、正直大きい。みんなで音楽極めてこうよ、7人で海外に挑むこともできるよ、って。無様でもいい、すばるくんの足を止められるなら、っておもうよ。

でも、1番そうしたいはずのメンバー6人に「応援してあげてください」って言われちゃったらさぁ、、、もう、何も言えないし、できないじゃん。頑張れって振り絞るしかないじゃん。

 

いまになって2017年に"今"ばかり歌い続けた意味がわかった気がした。すばるくんがいつごろから関ジャニ∞と別の道を夢見始めて、いつごろメンバーがそのことを感じ取っていたのか分からないけれど、皮肉なくらいジャムの曲が今の関ジャニ∞と重なってしまって苦しい。

 

いつまでも 此処に居たいけれども
旅立つ夢を 見てしまったことを

貴方に祈りを捧げるよ
さよなら またいつか 会うまで

夢を見たから 胸の中から
手を伸ばし君の肩を叩くから
いつか目の前 たどり着けたら
くだらないことで笑い合えるかな
未来を作る 今 今 今

関ジャニ∞ 今)

苦い思い出を笑い合える頃がくることを願い続けることしか今の私にはできないなあ。

 

すれちがう若者達にあの頃の僕らを重ねた
やんちゃな夢に はしゃぐばかりで

じゃれあうように青春を生きてたね
さよならをいくつか越えて

それなりに大人にもなって
笑顔はすぐにつくれるのにさ 

なぜなのかな うまく泣けない

「あなたはそのままでいてね」と
冬が終わる日に君は言った
はぐれていくその手を僕は握り返せなかった
雪はただ舞い落ちて “それぞれ”がはじまる

きっと僕らが生きる明日は
悲しいけどもうひとつじゃない
それでも君がくれたぬくもりだけが胸にあるんだ
僕らがみたのは 青春のすべて 

忘れはしないよ 季節が変わっても

起きがけのニュースで知った

 いつのまにか桜が咲いたと
鞄を手にして部屋を出ていく この春に君はもういない

「これまで」を忘れたいわけじゃない
「これから」を想って生きたいんだ
だからこそ もがいてあがいて自分なりをつかんで
君が知らない未来をひとりで歩くよ

そして僕はなんどもその手を 思い出して泣きそうになって
「情けないな」と悔しがって また前を向くんだろうな
戻らない日々を 悲しみはしないよ

あの日の僕らは そう笑っていたんだ

いつの日にかまた春がきたら

今度こそはちゃんと伝えるよ
君に出会えてよかった 僕は明日を生きている
僕らがみたのは 青春のすべて 忘れはしないよ 季節が変わっても

関ジャニ∞ 青春のすべて)

 

6人のツアーは、霧がかったようにまだ想像できないけれど、「これから」の関ジャニ∞を応援していきたい。悲しいけど、今回のことで関ジャニ∞がすきだと改めて気づいた。

そして私は関ジャニ∞渋谷すばるが好きだったんだなあと思った。2015年に開催されたすばるくんのソロコンに行って、いつものすばるくんとは一味違って。楽しそうにイキイキしてるすばるくんの姿は嬉しかったけど、どこか少し寂しかった。やっぱり関ジャニ∞の中にいるすばるくんが好きだったんだと思う。それでも、"関ジャニ∞"って堂々と書いてあるTシャツを着てソロコンに挑むすばるくんの関ジャニ∞への愛を信じてやまなかった。あの時の、すばるくんにとっての場所は関ジャニ∞だったと、信じててもいいのかな。

 

すばるくんはいい意味でも、悪い意味でも、真っ直ぐで不器用で。この人はこれからも、あえて茨の道を選んでいくんだなあ、とすばるくんらしくて切なかった。

自分の気持ちに嘘をついてでも関ジャニ∞でいるという選択肢はない、というより"出来ない"んだろうな、って。いつもすばるくんの言葉に繕いや嘘はなくて。その時、その時に、すばるくんが伝えてくれた言葉は、私の心を救ってくれた。

あぁ、もうさあ、誰も悪くないなあ、仕方ない、って言葉で片付けるにはあまりにも重たくて、温かくて、思い出が溢れすぎているけれど、すばるくんは全部はきっと抱えきれない。50と50の気持ちで挑むことはできない。2択があれば100と0の道をきっと選ぶ。責められても、何かを捨てて歩んでいく覚悟を決めた、と今は自分の心に言い聞かせてる。会見でも、FCの報告でも、「関ジャニ∞を辞める」とは言わないところが、すばるくんだなあと思った。いじらしくて大好きなすばるくんだった。

 

誰も悪くないけど、唯一この気持ちをどこかにぶつけるとするなら音楽かな。すばるくんをここまで魅了してしまった音楽に八つ当たりするしか、今は術がないです。でも、すばるくんが夢中になれるものがあって良かった、とも思います。すばるくんをよろしくね、音楽。

 

これから関ジャニ∞の当たり前が当たり前じゃなくなるのは、とんっっっでもなく不安で寂しいけれど、ここまでエイターが気づかないように、明るくい続けてくれた関ジャニ∞の姿を思えば怖くないじゃん、愛しかないじゃん。今日だって会見に全員で出てさ、すばるくんもエイターも、必死に守ろうとしてくれてる。口下手なすばるくんだもん。めちゃくちゃ心強かったはずたよ。すばるくんの、勝手と捉えてもおかしくない決断を受け入れて、すばるくんを挟んでいつもの立ち位置に座る関ジャニ∞、これが私の大好きなみんな。みんなすばるくんが好きすぎる。愛で溢れてて余計につらいよ。やだなあ、こんなの嫌いになれっこないじゃん。すばるくんも関ジャニ∞も。

すばるくんの旅立ちを、苦しんで受け入れた6人に、もうこれ以上私が言えることはないです。誰よりすばるくんの近くにい続けた6人が、Goを出したのならそれが答えだとおもってます。さみしくて、悲しくて、すぐには忘れられない、というより忘れたくない時間だけれど。

私の青春を重ね続けたコンサートは関ジャニ∞だけで、私の青春のすべて。忘れはしないよ。だからこれからも、すばるくんの存在をなかったことにはしたくない。すばるくんはすばるくんでしかなくて、変わりのいない、大事な大事な存在だから。MCであっけらかんと話せる日をちゃんと迎えられますように。「すばるも頑張ってるなあ」「英語話せるようになってきたらしいで、あのすばるが」なんて笑って話せますように。その時間を迎えるにはエイトもエイターも、ちょっぴり訓練が必要かな、大丈夫、うまく泣けたらきっといつか笑えるよ。

 

今日だけは音楽が嫌い、大嫌い。エイトもエイターも大っっっ好きなすばるくんを魅了した罪は重いんだからな、!すばるくんをよろしく頼んだからな!!!馬鹿野郎!!!