未来はこの手の中に

君がステージに立ってくれる限り

登り切るまでもう振り向かない

 

King&Princeのデビューで、わたしがもうひとつ、区切りをつけなきゃいけないおもいでがあって、それが関西。

はじめに忠告しておくと長い、我ながらまぁークソ長い、愛を繋いだらこうなった、仕方ないよね。(LOVEめちゃくちゃ好きです、映像化センキュー)

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平野紫耀くんと永瀬廉くん。わたしがふたりをはじめて知ったときは、関西ジュニアでくしゃくしゃ笑顔の天然なふたり、だった。真ん中でうたってることが多かったけど、トークになるとたどたどしくて(笑)こうじくんやとーまくんに頼っちゃうかんじが可愛くてね。

ふたりはもう関西ジュニアじゃない、と思えるようになったのは、べつに最近のことじゃない、ふたりは関東で戦ってたし、関西だ!ってずるずるとふたりをひっぱるのは、違うなあとおもって、きんぐとして3人が、笑いあってたころに腹をくくった、。

それでもね、ときどき関西の顔にもどるのがものすごくズルくてね、ズルいんだけどわたしのいっちばん好きなふたりの表情でね、そんな顔もう見せないでよ、やめて、もう忘れたいの、って怒りたかったけど怒れなかった。怒れるわけないじゃん。だいすきな関西のみんなの、だいすきな仲間なんだから。過去形になったって、仲間だった事実はかわらないんだから。

 

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うえすとのデビューがきまって、はろーとーきょー観に行って、これからはこの6人で関西ジュニアを引っ張っていこう、引っ張っていかなきゃ、そうおもったよね、あのときの気持ちはきっと今も、だれひとり忘れることない鮮明な気もちだとおもいます。f:id:churatoma:20180210032205j:image

みんなでお手紙よみあって、たっくさん泣いちゃってさ。

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わたし後にも先にも平野くんがこんなに涙してるの、見たことないなあ。きっとみんなのみえないところで泣いてたんだろうなあ。

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お手紙読んで、泣きまくったあと、廉くんが力強く言ってくれたこのことばが、ほんっとうにほんとーーーにうれしくてね。

でもこのことばを、はやく忘れなきゃ、っておもうことつづきでね、6人のすがたを見るのがつらくてたまらなかったときもあった。この6人をすきだっていうことすら悪いみたいな空気になって。すがってるわけじゃなく、今いる場所を否定してるわけでもなく、戻ってほしいと本気でおもってるわけでもなく、ただ、じゅんすいに6人が好きなだけで、どうして?って。すきって公言することすら、むずかしくなって、ただただ心がきゅっと痛むしかなかった。

 

その間にも関西も、しょおれんも前にすすんでてね、わたしより、ずーっと苦しいはずなのに、キラキラしててね、なんって強いんだろうなって。しょうじき何回も泣いた、泣いてもどうしようもなくて、泣いたって現実はなにも変わってなくて、わたしが泣いてるときもみんなは笑ってて、それでも涙をこらえ切れなくて。でも、少しずつだけど、前にすすんでるみんなを見て、わたしもすすんだ、すすむしかなかった。

もう忘れよう、覚悟しよう、と思ったときに、お互いの名前が挙がったりしてね、東京であってたり、見学にきてくれたり、誕生日プレゼント送ったりしててね。ふつうのことかもしれないけど、わたしにとって、それは全くふつうじゃなくて、その全てがとくべつで。忘れたいのに忘れさせてくれなくて。諦めたいのに、諦めきれなくて、ずっと目的地のない船に揺られてるような気持ちだった。

 

 

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とーまくんがやめるギリギリまで、この6人でコンサートをまたやりたいと何度も訴えるように言ってたのが廉くんで。とーまくんのこころを引き止めるかのように必死にうったえてて。それがあまりにも切なくて、かわいくて、苦しかった。

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きっとこれが当時の廉くんの夢だったんだなあと、いまもふと思い出すときがあります。廉くんってよくもわるくも"すき"が分かりやすくて。移ろいゆく感情も、手にとるようにわかってね、だからこそ関西と関東をさまよう姿に、関西担の心もゆれた。廉くんは明らかに関西にいたがってたのが、分かってしまったから。分かってるけど、引き止めることはできなかった。残酷なすきだな、とおもった。誰もわるくないし、しかたないこと。そして廉くんには新しい場所がまっていた。

それでも、ギリギリまで、廉くんはステージにでてたね、とーまくんの最後のステージ、みおくってくれたね。涙があふれちゃって、腰に抱きついてうごかなくなったね。夏の舞台も、冬のコンサートも来てくれたね、当たり前のようにステージにあがって、関西ジュニアの、って、そう名乗ってくれたね。廉くんなりの、10代の少年なりの、すきなものをすきだっていう、そんな小さな抵抗だったのかもしれないな、、、。そんな廉くんをしってて、関西だった廉くんを忘れろ、なんて酷な話だとおもった。

 

廉くんとは反対に、よくもわるくも"すき"が分かりにくい平野くん。平野くんは廉くんよりもはやく、気持ちに整理をつけてた印象だったかな。どこからも必要とされてきた平野くんは、どこに対しても、"特別"をつくることを、無意識に避けてきたようなイメージがわたしにはあって。宿命をおった平野くんに、関西というおもいでは、温かすぎるくらいなんじゃないかな、、、はやく忘れるように、と自身に言い聞かせるように、見学にもほとんど来なかった。松竹座に来たのはとーまくん最後の春松竹だけ。(まちがってたらごめんなさい)

それが平野くんなりの、区切りのつけ方なんだな、とおもった。それを冷たいとは思わないよ、むしろ残酷なくらい、優しい区切り方なのかもしれない、平野くんなりの、苦しくならない区切り方なんじゃないかな、って。

平野くんが関東へ決まりかけてる時期のまいジャニで「年上やけど甘えてくるし、ワガママやし、僕そんなジーコがね、大好きです。これからもずっと一緒にいたいですし、ずっと仲良くしたいですし、ずっと僕の面倒みてもらいたいです」と言ってくれたこと、平野くんはおぼえてるかなぁ?あの言葉がすごく嬉しくてねえ。直接聞けてね、ほんとに真っ直ぐな言葉で、真っ直ぐすぎて色んな意味で胸がいたかったくらいだったよ、あの言葉は嘘じゃないって、わたし神に誓って言えるよ。

平野くんがね、珍しく自分から手を伸ばした気がするんだ、ジーコが必要だ、って。エゴかな、エゴなのかな、エゴでもいいや、ほんとうに嬉しかったんだ、平野くんのホントを少し覗けた気がして。それでも平野くんは強くて、色んなことを背負ってしまう脆い刃のような人だから、伸ばした手も、そっと直してしまったね。とても器用で、優しくて、勘に優れたひとだからこそ、その手を直したんだ。すきと伝えることだけが不器用な平野くんが、伸ばしかけた手だったのになあ、くやしいなあ。

忘れようとしたころに舞い降りたジャニフワ。座長として帰ってきた平野くんを関西ジュニアとして見るのは、色眼鏡になってしまうかもしれない、ちゃんと、Mr.KING平野紫耀としてみよう、そう思ってたのに。欲しがるように、日に日にビグゲの出番を増やしていく平野くんの表情はだれがどうみたって、関西ジュニアの平野紫耀でね、むじゃきにね、笑ってたんだ。康二くんをみる、あの表情は、きんかんの末っ子ちゃんでさあ、あぁこの子関西ジュニアがすきなんだなあ、って。すきだからこそ、しっかり区切ったんだなあっておもったらせつなくて、泣けてきてね。そんな平野くんが、時計を止めてをうたうのが皮肉でね、…心はなかったなあ、くやしいなあ。

ずっと見学に来なかった平野くんが、そのあと唯一きたのは東西SHOW合戦。2ndmovementを踊る康二くんをみて、俯いてたとレポにあった。俯いた平野くんのきもちが、ふしぎとわかる気がした。3人で練習した時間は消えないもんね。

 

 

ふたりの気もちを知りながら、すきだ!ってだれも胸をはっていえない、そんな時間がつづいて、苦しくて、苦しくて、それでもみんな前を向いてた。むりやりにでもすすんだ。

みんなが同じステージに立ったのは2017年の大阪城ホールのジュニア祭り。Mr.KINGと関西ジュニアとして、全員が同じステージになったのはこの時がはじめてだった。またみんなで会うのに、すごく、すごく、時間がかかった。それなのに、5人でとなりに並び合えないのは、しょうじきすごく切なかった。昔みた景色とは、ぜんぜんちがったけど、もう、わたしの心は泣かなかった。その全てを受けいれよう、そうおもった。

「関西ジュニアだった時間は大事ですけど、引きずったりはしてないです、僕はもう。」、そう言い切った平野くんを、きちんと見ようと。それでもね、表情に嘘はつけなくて、康二くんや大吾くん、流星くんを前にすると、本人も無意識にふにゃあっと顔がほころんでね、また、関西ジュニアだった平野くんの面影をかんじてしまってね。廉くんもさ、すぐに大吾くんや流星くんの近く嬉しそうにすり寄っていっててね。

ぽっかり空いてた時間を、取り戻すかのように、笑い合うみんなをみて、あの頃の景色がフラッシュバックしてしまってね、でも、あの時間に戻れるとは、頭ではおもえなくなっててね、切ないけどこれが"時間が経つ"ってことなんだな、とおもった。湧き上がる感情とは別に、頭の中は怖いくらいにシンと冷静で。それでも、時が止まってしまえばいいのに、って本気で願ってしまった。痛む胸に、静まれ、静まれ、ってそう、言い聞かせるしかなかった。

 

もしも、なにかの運命の歯車がまわって大吾くんの横に廉くんがいて、康二くんの隣には平野くんがちょこんと立っていたら、、、と。ふと考えるときがまだ、時々、ある。こんなの、ただのエゴなんだけど。時々ね、ほんと時々だけど、やっぱり考えちゃう。私の想像のなかのふたりでしかないんだけど、ふたりはすっごく幸せそうでね、安心してる笑顔で。すぐ大吾くんの隣へ無意識にすり寄っちゃう廉くんや、康二くんに褒められてニッコニコしちゃう平野くんがいて。

あぁこういう未来もあったのかなあ、もしかしたら13月ってこんな景色なのかもしれないなあ、もしそうなら探しにいきたかったなあ、なんてありもしない夢をみます。

 

好きな仲間といたい という気持ちと、もっと上に進むということがイコールになったらよかったのに、と。ふたりにとって上に進む先にいた仲間は、せつなくてかなしいけど、関西、ではなかった。それは、さだめでしかなくて。どちらも懸命に、ちぎれそうなくらい手をのばした結果だったと、今はそう思うしか、じぶんの感情に整理をつけられません。いっぱいいっぱい手を伸ばしたけど、届かなかったなあ、手が届きそうなときもあったんだけどなあ、。

 

ふたりがいなくなった関西は、どこかぽっかり穴があいてしまったように思えて、すごくさみしくて、大好きな大吾くんが笑ってるのに、私の心は悲しくて、悲しく感じてしまうことに、また悲しくなって。それでもみんな笑ってた、心の中はどしゃ降りだったかもしれないけど、それでも笑ってた。いつか晴れて虹が出る日を待つかのように、懸命に笑ってた。悲しいって思ってる場合じゃないな、って。私はいつも大吾くんの強さに励まされてるなあ。

 

 

ふたりは、「関西をすてないで」とか「かえってきて」ってことばをたくさんきいたりみたりしたとおもう。私はふたりが関西をすてた、とはおもえなくて、、、…うーん、うまくいえないな、。

ふたりはたくさんの運命をもった人たちなんだとおもってます。関西で活動してた子たちが関東にいき、しかもトップに立つというのは、並大抵のことじゃない。そこにはふたりの努力があることを、わすれちゃいけない。すてる、すてないじゃなくて、ふたりは導かれたんじゃないかな、と今はおもってます。それは、かなしくも関西ではなかったわけで、それはしかたなくて。もしふたりが関西にいたら、皮肉だけど、ここまでメイン以外の子にスポットがあたる機会はすくなかったろうなぁとおもいます。ふたりの残した光をつないだ仲間が、出てきたからこそ、関西もまた1つ強くなったのかな、と。

なによりふたりの存在があったからこそ、大吾くんはここまで強くなったなあ、と思います。矛盾と皮肉でいっぱいで、切ないけど、きっとそう。ふたりの存在があるから、大吾くんは西のエースへと駆け上がったんだとおもうと、これも運命なのかな、なんて、…結果論でしかないんだけどね。

 

負けへんからな、待ってろよ、この言葉を選択する大吾くん、康二くんはすごく強い。なんにもできないけど、それでも励まさなきゃ、なんて思ってた心を、はんたいに励まされたよ、ほんとにつよいなあ、私の心のぐるぐるなんて吹き飛ばしてしまうつよさだなあ。

みんななら、いつかきっと、また、同じステージに立って、笑いあってくれるのかなあ、そう信じていいのかなあ、私の心のぐるぐるは未来のきらきらへと変わっていきました。いつかさ、みょーじょーとかの巻末でさ、いちまんじとかやっちゃって、大吾くんが"ぜったい廉に追いついたろうと思ってました"とか、康二くんが"紫耀にだけは負けたくないとおもってた、今でもライバルであり、心のシンメです"(←ごめんめちゃくちゃ私情入ってるし、私の妄想コメントでしかない)とか言ってくれたらさあ?私のヲタクライフこれにて終了〜〜〜!ってゴング鳴らされてもいい!!!言霊!言霊!

いや間違えた、予言!!!

 

関西の平野紫耀くんと永瀬廉くんは現在進行形ではなくなってしまったのだけど、あの時代、あのときのふたりはかけがえのない関西の仲間であって、きっと今もふたりの心の中に、

盛り上がれんのか?

俺ら次第や〜!と、ふと聞こえるときがあるんじゃないかな、と。そんなことを考えながら、夢の階段を駆け上がるみんなを応援していきます。